中等部 地理・歴史倶楽部

活動内容

 
① 昨秋から関わってきました市川市の「赤レンガ倉庫」(旧千葉県血清研究所・軍の教導団武器庫)を中・高校生で広報しようというワークショップは、3月になってホームページに載せたり冊子化やお土産化するなどという案にまとめられました。
② 4月からは、市原市有秋公民館主催の「有秋の文化財マップをつくろう!」に参加しました。作るマップの範囲や調査の方法などの講義を受け、「鎌倉街道」を歩き、文化財を確認していきました。(11月にマップ作成予定)
③ 8月には、「古くからの街並みと博物館を巡る」として、香取市の佐原と佐倉市を訪ね、小京都の雰囲気や祭りの山車、先人の偉業などに触れることができました。

記録

 地理・歴史倶楽部は10月4日(土)に『安房の歴史と文化を巡る』と題して、フィールドワークに行ってきました。当日は歩いて回るには絶好の『曇り空』でした。
 7:40木更津発の電車で安房勝山へ。館山方面からの部員と合流して、源頼朝の上陸地の1つとされている『竜島』と『神明神社』を見学しました。午後から頼朝祭りがあるとのことでしたが、今回は見送りました。
 次に岩井駅で下車して『南総里見八犬伝』の伏姫伝説の地を目指しました。駅から徒歩45分程の『伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)』は富山(とみさん)に登る途中にある洞穴で、階段や掲示板などよく整備されていました。以前はよく芸能の形で公演などもされたようですが、最近はやっていないようです。すれ違いで30人ぐらいの団体客に出会いました。
 往路を戻り岩井駅前で記念写真。館山駅まで行く間に昼食も食べ終わり、駅からバスで洲崎灯台前1つ手前の『矢尻の井戸前』へ。ここも源頼朝の上陸地とされ、『頼朝が矢尻で地面を突いたら水が出た』という伝説地です。
 さらにバスで1区間の海岸沿いの国道を歩き洲崎灯台へ。晴れていれば遠く大島や伊豆半島、綺麗な富士山が見えたはずですが、残念ながら間近の海岸線だけの眺望でした。
 そこから程近くの洲崎神社へ徒歩5分ほど。国道から見上げる階段は150段もあるとか。ここも頼朝が戦勝祈願したという神社。一旦下におり、更に海岸に出てしばし波と戯れては靴を濡らしたりもしていた。漁師がテングサを干したり、回収したりしていました。
 ここから館山方面にバスで戻り、安房の大寺、總持院へ。保護者のご支援のお陰でご住職の説明を聞くことが出来ました。戦乱と戦禍、政争などを経て今日の当院がある、ということでした。この後、館山城まで徒歩で行き、閉館が迫っていたので中の資料館は程ほどに、天守閣からの
絶景を堪能しました。最終予定は那古船形の『崖観音』でしたが、時間が無く割愛しました。
 今回のフィールドワークで、安房地域には頼朝伝説に限らず見応えのある所が随所にあり、とても1日では回りきることが出来ないと感じました。改めて机上確認して訪ねてみたいものでした。

 3月10日、卒業式を3目後に控えた放課後を利用して、唯一の3年生である小川矩弘君の送別会を行いました。
 前年までの顧問の一人である山田先生も出席し,他に顧問の鶴岡先生,田口先生が加わり1・2年生5人による送別会を行いました。(一月末で,「兼部していた部に専念したい」や転校により3人の部員が退部しました。)
 はじめは,地理関係や歴史関係の問題に始まり,ランダムに社会問題,ニュースに取り上げられた問題やアニメ系の問題など,多種多様な問題をクイズ形式に,後輩部員から二問ずつ出題がありました。地理・歴史系の問題でもそうでしたが、かなりマニアックな問題にもかかわらずハイレベルに解答をしていました。(3年間1人で先輩について行ったり、1,2年生を引っ張っていきただけのことはある。)
 その後,『マジカルバナナ』ゲームで,発想力や反応の素早さを各自知るところとなりました。(なお,小川先輩の所で止まった時は,罰ゲームとなりました。後程,全員平等となりました。)
 最後に(といっても本日二度目でしたが),全員で記念写真を撮り閉会となりました。
 何事にも積極的で,最後のレポート『安房の歴史と文化を巡る』の完成は,良い記念となるものでした。

写真など

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